標高983mの井原山に登ってきました。前半天国!後半ヘロヘロ…
GWに立花山で登山デビューを果たしてから約三週間経った。
この間、僕の関心はほとんど山の事ばかりで、もっと手応えある山に登りたいという欲求は募るばかり…。
そんなわけで今回挑戦したのは福岡県糸島市にある井原山(いわらやま)です。
もちろん山グッズもガッツリ揃えて万全の体制で挑んだ。笑
水と緑溢れる美しい山
井原山を色々と調べてみたが、登山ルートがなかなか豊富なようだ。
とりあえず初めてという事で一番メジャーそうな瑞梅寺登山口〜井原山自然歩道というルートを選択した。
コンビニで軽く朝食を済ませ、頂上で食べるオニギリやらお菓子などを買い込んで11時ごろから登り始めた。
写真を撮りそこねたが、駐車場は既に満車状態で車道にも数台クルマが溢れていた。
とりあえず同じように車道に停めた。
瑞梅寺登山口にはキトク橋という橋があった。ここが目印になるのだろう。
前回の立花山は登山口まで舗装道の急坂がキツかったが、今回はわりと緩やかなスタートとなった。
のどかな風景が広がる。いい気分だ。
目の前に広がる新緑が美しい。
迫力ある樹木が出迎えてくれた。いやおうなしにテンションが上がる。
自然歩道は緩やかな傾斜なので、とにかく歩きやすかった。
途中で何度か川を渡る場面に遭遇したが、足元の岩を一歩一歩確かめながら歩くのが、童心に帰ったようで実に楽しかった。笑
えっと…どうやら写真撮りまくってたようだ。^^;
すっかり山気分を堪能していたところへ突然、道路が現れる。
ふむふむ。山頂はこっちね。
階段を登りつつ先に進む。
そして相変わらず撮影に夢中な僕。^^;
目の前に広がる自然そのものが全て被写体。
広角レンズと単焦点レンズを頻繁に変えてパシャパシャ撮ってました。
今回の登山ルートの中間地点と言えるのが、アンノ滝だ。
遠目にチラッと見えるのがそれだ。^^;
別ルートだと近くで見れるのだろうか?
代わりに滝っぽいのを見つけたので撮ってみた。
この辺りから少しづつ傾斜が厳しくなってきた気がする。
ちなみにこの日の最高気温は29℃。5月下旬にしては暑い日だったが、終始山の中を歩いているので暑さはあまり感じなかった。むしろ風が心地よい。
何度か山頂までの案内板と遭遇したが、初めて具体的な数字がかかれてあった。
うーん、まだまだ先は長そうだ。
後半はひたすらキツかった…
アンノ滝あたりまでは、正直ハイキング気分だったが、その後は徐々に険しさが増してきた。
登山道の表情もこう変わった。
階段を一歩一歩登るのも結構しんどい。
気がつけば、空を見上げる回数が増えた。まだ頂上までは遠そうだ。。
ゴツゴツとした岩も増えてきた。
景色を楽しみながらの山歩きから、足元を確認しつつ木に掴まりながら登るという感じにシフトしてきた。
この後、下山中の方と話す機会があったので、「山頂まであとどのくらいかかりますかねー?」と訪ねてみた。
正直、後15〜20分くらいという答えを期待してたが、返ってきたのは「うーん、後40〜50分はかかるねぇ」
…聞くんじゃなかったと思った。
写真を撮る余裕も口数も段々と減ってきた。増えたのは休息する回数。
ただ上を目指すのみといった感じだった。
約50分ほどひたすら歩いた。そしてついに空が見えた!
再び案内板と遭遇。山頂は近い!
井原山登頂!
目の前にパッと空が広がった。ついに山頂に到達した!
こんな景色が360度パノラマビューという感じで広がっていた。
到 達 感 マ ジ ハ ン パ 無 い !! 笑
そして目の前には、これ見よがしにどーんと「井原山山頂 983M」の看板が!
RunKeeperで登頂までの時間を計測してみた。
山頂でしばらくハイテンションだった為、終了を押すタイミングが遅くなり正確な時間ではないが、だいたい3時間以上はかかったようだ。
そんなわけで記念撮影。
一緒に登った方が、ありがたい事にバーナー等を持参してくれてたので、早速お湯を沸かす。
美味い! (゚д゚)ウマーミ
目の前に広がる雄大な景色を眺めつつ飲む珈琲は格別だった。
山頂にずっといたワンコ。
はじめは犬と一緒に登られた方がいたと思っていたが、気がついたら山頂に誰もいなくなった。
「この犬、もしかして迷い犬?」
こんな高いとこで迷子は可哀想だと思い、一緒に下山するようにしたが、途中で山頂に駆け上っていった。
慌てて追いかけたがワンコの姿はどこにも無い。
一体、何だったんだろうか?
ちなみに後日、ネットでこのワンコを発見。どうやらひとりで登ってきてるようで常連さんらしい。笑
下山はわりと早かったが…
ワンコと別れた後は下山するのみ。
不規則な階段を下る為、膝への負担も大きかったが、それ以上に辛かったのが尿意。笑
一歩一歩踏みしめるたびに振動が膀胱を直撃する。。
次回はトイレ対策も考えておかねばと思った。
途中で明らかに勢いで登ってきましたと言わんばかりの若者と遭遇。表情が辛そうだ。
軽く挨拶を交わした後、彼らから「山頂まで後、何分くらいかかりますかねー?」と聞かれた。
どこかで見た光景だ。
「うーん、後30分くらいですかねぇ?」と答えた。
間違いなく後40〜50分はかかる筈だが、彼らの心が折れないように配慮したつもりだ。
「うえー、まだそんなにかかるんだ…」という表情を浮かべる彼らを尻目に再び歩き始めた。
アンノ滝近辺に到着。ここからは歩きやすい山道が続く上に、下山後の温泉が待っているかと思うと足取りも軽い。
あまりの足取りの軽さからか、途中足がつって動けなくなった事も…。笑
そんな訳で約2時間ほどで無事下山する事が出来た。
iPhoneアプリ「山と高原地図」で今回のルートを記録してみた。
次に登る時は、別ルートにも挑戦したい。
登頂後記
山中の美しい自然を写真に収めつつ、川の水の冷たさを肌で感じ、ウグイスやカッコウの鳴き声をBGMに山を歩くのがとにかく楽しかった。
後半は道のりの険しさから体力的にバテ気味ではあったが、足を運ぶ位置や掴まる木の枝などをひとつひとつ確認しながら前に進む作業が純粋に面白かった。
そして何より登山後の温泉が最高に気持ちよかった。今後、山登りと温泉はセットで考えたいと思う。
ひとつ残念だったのが、時期的にコバノツツジ等の花々を拝む事が出来なかった事。
井原山は「花の名峰」と呼ばれてるので、次に登る時はこの辺も楽しみたいと思った。
後日、筋肉痛がひどかったが、登りたいという気持ちは更に増した。
次はどこに行こうか楽しみである。