ジョナサンブログ

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テキストだけで予定を追加出来るFantasticalの入力スピードを更に加速させる方法

Googleカレンダーを使うようになってから予定の登録や確認はほとんどiPhoneで行うようになった。

以前は毎年スケジュール帳を購入してたが、予定を書き留めてからiPhoneへ書き写す作業が非常に億劫で、転記し忘れる事もたびたびあった。
あと、仕事上あまり手帳を必要としていない為、直接iPhoneで管理する方が楽だったりする。

だが、打ち合わせなどでは一旦紙ベースのメモ帳に書き留めた方が早いのも事実。


もしiPhoneから手書きのメモ並みに素早くスケジュール登録が出来れば、わざわざ書き写すという手間を省く事が出来るかもしれない。


そんな僕の願いを叶えてくれたのが、「Fantastical」というカレンダーアプリ。
テキスト入力だけで予定を追加出来るので、慣れると一瞬で登録出来る正にファンタスティックなアプリなのだ。

今回は他のアプリとの連携でFantasticalの高速登録を更に加速させる方法を紹介したい。



Fantastical 1.1.4(\450)
カテゴリ:仕事効率化,ユーティリティ
販売元:Flexibits Inc.(サイズ:8.1MB)








Fantasticalとは

FantasticalはiOSカレンダーと同期出来るシンプルでスタイリッシュなカレンダーアプリだ。まずはこのアプリの基本的な使い方から紹介しよう。


月間カレンダーとその下に各日の予定が表示される。カレンダーエリアは左右のフリックで月の切り替えが可能。
落ち着いた黒背景の予定エリアは上下に無限スクロールが出来るので、月をまたいだ予定の確認などに最適だ。


カレンダーエリアを下に引っ張ると5日間表示に切り替わる。月間カレンダーに戻すには再度引き下げるとよい。


機能面ではシンプルな部類に入るカレンダーアプリだが、入力方法は非常にパワフルだ。

試しに「花火大会 8/1 20-21:30 at 大濠公園 /p 」と入力してみたが、これだけで「予定名 日付 開始終了時間 場所 カレンダーのカテゴリ」を一発で登録する事が出来るのだ。


日付だけではなく例えば「金曜日の午後7時から会議」と登録したければ、「会議 fri 7pm @会議室」というように曜日でも入力が出来る。


補足すると、場所の指定は頭に"at"または"@"を付ける。カレンダーのカテゴリ(マイカレンダー)指定は"/"の後にカテゴリ名の数文字(workなら/w となる)を入力すればオッケーだ。

時間も例えば午後7時35分と入力したければ、"735pm"でも"19:35"でもよい。

繰り返しの場合も頭に"every"(毎週金曜日ならevery fri)を付けると認識してくれた。

あと、文中にURLを入れるとちゃんとURL欄に収まるところも何気に便利だ。


順序がある程度バラバラでもわりと認識してくれるので、英語表記にはなるがそんなに難しく考える必要がない。



手書きの速さに迫ってみる

ようやく本題だが、予定の追加はFantasticalから行わずDraftsというメモアプリを使う。


起動後、即メモが取れるだけではなく、「フリックでカーソル移動」や「TextExpander対応」そしてアクションメニューから豊富な連携機能が使えるなど、見た目のシンプルさとは裏腹に非常にパワフルなテキストエディタだ。

参考:シンプルでパワフルなテキストエディタ「Drafts for iPhone」に惚れた4つの理由



予定登録用のスニペットを作る

当日の場合は日付を省略してもFantastical側で認識してくれるので、次の日や来週など他の日をTextExpanderで補完する事にした。


%@+1D%Y/%m/%d
次の日を入力する際はこちらのスニペットを登録しておくと、",tm"と入力するだけで"2013/08/01 "と展開される。(2013/07/31現在)


%@+2D%Y/%m/%d
同様にあさっての場合はこちら。


%@+7D%Y/%m/%d
一週間後も意外と使うので登録した。


他にも再来週の○曜日と入力したい場合は"two weeks from "と展開されるように登録した。
自分がよく使いそうな日付はTextExpanderでスニペットを作っておくと入力スピードがかなりアップする。



Drafts側での設定

DraftsにはDrafts Action Directoryというサポートサイトが用意されており、ここから多数のアクション(URLスキーム)をインポート出来るようになっているが、今回は少し改良したものを使う事にした。

fantastical://x-callback-url/parse/?sentence=title¬es=body&x-source=Drafts&x-success={{drafts://}}&x-cancel={{drafts:}}
※ iPhoneから閲覧中の方はこちらをタップするとDraftsへ直接登録出来ます。


Fantasticalで認識出来る形式でサッとメモを取ったら、「Event in Fantastical」をタップするだけでテキストを受け渡す事が可能だ。


なお、改行して二行目に入力したテキストはスケジュール内容のメモ欄に記載される。


メモしたものは"+"ボタンをタップするとDrafts内へ保存される。
打ち合わせなどでは、長い時間iPhoneで登録していると遊んでいるように見えるかもしれない。
とりあえずDraftsでサッと予定だけをストックしておき、後からFantasticalへ登録する方がスマートだろう。

このURLスキームはコールバック機能付きなので、まとめて登録するのも苦にならないかと思う。



さいごに

この方法を始めてからスケジュールに関しては紙のメモをあまり取らなくなった。

だが完全にiPhoneだけという訳にはいかず、どうしても電話中は紙に書き留めた方が当たり前だが断然楽だし、大事な案件はやはり手帳などに書き留めておきたい。

アナログとデジタルの併用はまだまだ主流ではあるが、「Googleカレンダーに写し忘れた」や「メモっておいたのに紛失した」などという、僕お得意の凡ミスからは逃れられそうだ。笑


他のカレンダーアプリを使っていても、紙のメモにサッと書き留めるように予定が追加出来るFantasticalは個人的にかなりオススメです。



Fantastical 1.1.4(¥450)
カテゴリ:仕事効率化,ユーティリティ
販売元:Flexibits Inc.(サイズ:8.1MB)

Drafts 3.0.7(¥250)
カテゴリ:仕事効率化,ソーシャルネットワーキング
販売元:Agile Tortoise(サイズ:7.8MB)



FantasticalはMac版もある。
iPhone版同様、非常に使い勝手が良く絶賛愛用中です!

Fantastical 1.3.9(¥1,700)
カテゴリ:仕事効率化,ユーティリティ
販売元:Flexibits Inc.(サイズ:10.8MB)