ジョナサンブログ

iPhone、iPad mini、カメラ、ガジェット、福岡の美味しいもの、愛犬ジョナサンなどをメインに書き綴ってます。

失敗した愛犬の写真をSnapseedだけで雰囲気ある作品に仕上げてみた。

辰ジョナサン
辰ジョナサン Photo by flavour47

僕がiPhoneで撮影する被写体の7〜8割は愛犬ジョナサンの写真です。
犬の撮影というのは意外と難しく、シャッターチャンスかと思えば動いてしまってブレた写真になったり光の加減で顔が暗く写ったりとなかなかこれだと思うベストショットには巡り会えません…。

しかし失敗したと思った写真でも上手く加工アプリを駆使すれば意外といい作品になる場合もあります。

そこで今流行りのSnapseedというアプリだけを使って『失敗した写真から雰囲気ある愛犬の写真を作り上げる』というテーマで加工過程をご説明していきます。
ちょっと稀なテーマではありますが、他の写真にも応用出来ますので参考になれば幸いです^^;

Snapseed 1.3.1(¥450)
カテゴリ: 写真/ビデオ, ライフスタイル






影でわかりづらくなった表情を蘇らせる

お昼寝ジョナサン

加工前の写真です。
ひなたぼっこしながら寝てるジョナサンですが、光の関係で顔の周りが暗くなってしまいました。

これをSnapseedを使って表情を蘇らせつつ更に被写体を引き立たせていきます。

IMG 1643

左上の”開く”から写真を取り込みます。画面下部のアイコンメニューを選んで編集していきます。
詳しい操作方法などは@digipenさんの記事が超参考になります!

参考:美しく、鮮やかに、滑らかに - Digital-Penguin workbench

IMG 1634

メニューからDETAILSを選んで少し毛の質感を出します。
(シャープネス+40、構造+20)

IMG 1635

TUNE IMAGEで画像の微調整を行います。若干ですが写真が引き締まりました。
(輝度+30、アンビエンス+25)

IMG 1637

DRAMAフィルターの"明るい1"で写真を明るめにします。いきなりこの項目からでも良さそうですが、最終的な仕上がり時の質感を出したいのでこのような手順で進めてます。
ちなみにこのDRAMAフィルターはHDR風な加工を簡単に作り出せますが、今回はやりすぎ感を出さない為に軽め(フィルタの適用量+50、彩度+40)にしました。

IMG 1640

AUTOMATICでコントラストと色調を調整します。
普通の自動補正とはちょっと異なり、この2項目を横スワイプで微調整出来ますのである程度編集した後に敢えて使ってみるのも個人的にはアリだと思ってます。
(コントラスト+25、色調補正+20)

IMG 1641

より被写体を引き立たせる為にTILT&SHIFTを使って周りをボカしてみました。
ピンチ操作で楕円の大きさを自由に変える事が出来ます。
(ブレンドの幅+23、ぼかしの適用量+40)

お昼寝ジョナサン

完成したのがコチラ。
やり過ぎない程度にわりと自然に表情を蘇らす事にが出来ました。

仕上がってみて気が付きましたがジョナサンの右目が白目むいててちょっと怖いですね(笑)

より躍動感ある作品に仕上げてみる

オモチャと格闘するジョナサン

買ったばかりのオモチャに大興奮で格闘するジョナサン。
トイプードルって顔のもふもふの関係ですぐ影が出来るんですよ^^;

先ほどと同じような感じにはなりますが、今回は表情をハッキリさせつつちょっと躍動感あるカッコ良さげな感じに仕上げてみたいと思います。

Snapseed rotation

iPhoneの回転ロックを解除して横向きに使う事も出来ます。
snapseedはピンチ操作で画像の拡大が出来ないので横長の写真の時はこちらの方がより大きく写真を確認しながら作業が出来ます。

IMG 1649

ちょっとクッキリ感を出したいのでDETAILSで強めにシャープネスを掛けます。
(シャープネス+70、構造+30)

IMG 1650

TUNE IMAGEで微調整を行います。今回は写真に深みを出したかったので輝度をマイナスに下げてみました。
(輝度-30、アンビエンス+30)

IMG 1674

DRAMAフィルターの"明るい1"を使用。
(フィルタの適用量+90、彩度+40)

IMG 1675

Snapseedの目玉機能のひとつSELECTIVE ADJUSTを使用して顔の周りだけをより明るくハッキリとさせました。
(輝度+40、コントラスト+20)

この機能は写真の一部分だけに輝度、コントラスト、彩度の調整を施す事が出来るので影になった表情をハッキリさせたい時などに非常に重宝しております。

IMG 1676

CENTER FOCUS"ぼかし"効果を使用して被写体を引き立たせると同時に背景のゴチャゴチャした部分(僕の脱ぎ散らかした衣類など…^^;)をぼかします。
(中心サイズ+40、フィルター適用量+15)

Skitched 20120110 003341

ここまででほとんど完成してますが、オモチャと格闘してるジョナサンの躍動感を表現する為にSTRAIGHTENを使用して写真に傾斜を付けてみました。
(角度-10.00°)

IMG 1678 1

右上のアイコンを押さえてる間だけ編集"前"の画像を確認出来るのですが、このSTRAIGHTEN(回転)CROP(切り抜き)だけは編集"後"の画像をプレビュー出来ますので確定する前にイメージのチェックが出来て地味に便利です。

IMG 1680

仕上げにCROPで1:1のスクエアサイズに切り抜きます。

オモチャと格闘するジョナサン

出来上がったのがコチラ。
影になってわかりづらくなった表情もハッキリしました。若干強めにメリハリを付けた事、傾斜を付ける事とスクエアに切り抜く事でオモチャと格闘してるジョナサンの動きが表現出来たと思います。^^;

ブレた写真をちょっとカッコよく仕上げてみる

オヤツをもらうジョナサン

オヤツを貰う為にマテしてたところを撮影したのですが、ジョナサンが待ちきれずに立ち上がっておもいっきりブレてしまいました。^^;

完全な失敗写真なのですが、ちょっと加工を施す事で意外といい感じの写真として生まれ変わる事が出来ましたのでこちらも加工工程を交えてご説明していきます。


ブレた部分に動きを付ける意味も込めてDETAILSで全体的にシャープな写真にします。
(シャープネス+80、構造+20)


TUNE IMAGEで微調整(輝度-40、アンビエンス+30)を行います。
輝度を下げアンビエンス(雰囲気)を上げる事で写真全体の深みが増しますのでこのパターンは結構オススメです。


DRAMAフィルターの"ドラマ2"でHDR風に加工。
(フィルタ適用量+90、彩度+40)

失敗した写真だからこそ思い切った加工を施すのもアリかと思います。


室内での愛犬との一コマという事で暖かみを出す意味も込めてVINTAGEフィルターの"スタイル4"でやり過ぎない程度に加工を施してみます。
(調整はデフォルトのままです。)


被写体を強調させる為、CENTER FOCUS"フォグ"を軽めに掛けて仕上げます。
(中心のサイズ+40、フィルタ適用量+10)

オヤツに飛びつこうとするジョナサン

完成したのがコチラ。
元画像はただのブレた写真にしか見えませんが、こうやって加工を施してみると暖かみのある一枚に仕上がる事もありますので、失敗してしまった写真も一度加工して楽しんでみるのも良いかと思います。

まとめ

『失敗した愛犬の写真』という極めて稀な題材で説明してきましたが、人物や風景でも十分使っていける方法なのでよかったら一度試されてみると良いかと思います。

Snapseedは簡単な操作のわりに効果的な加工が出来ますので、失敗を恐れず気軽に撮影して後からこのように手を加えるというパターンがiPhoneらしくて良いと思ってます。

今回Snapseedのみでの加工でしたが、他のアプリを掛け合わせる事によってもっといい作品に仕上げる事も出来ますので色々と楽しんでみると良いでしょう。

最後に

今回行った加工は@koshi_KeithAndy さんのブログ『iPhoneography-Lab』を参考にさせて頂きました!

加工工程に特化したありそうで無かった素晴らしいブログなので毎回更新を楽しみにしております!

iphoneography-Lab | ゴリ男にまかせろ! by koshi_another_side