シンプルでパワフルなテキストエディタ「Drafts for iPhone」に惚れた4つの理由
「Drafts」というテキストエディタに惚れ込んでしまった。
このアプリは素早くメモが取れる事と外部連携が豊富な事の2点が大きな特徴だが、僕が一番気に入ってるのは使いやすさに優れてる点だ。
指が届きやすい位置にボタンが配置されていたり、少ないタップ数でアクションを起こす事が出来るなど、気の利いたインターフェイスが非常に素晴らしいのだ。
早速、僕が惚れ込んだポイントを4つほど紹介したい。
1. 優れたユーザーインターフェイス
サッとメモが取れるアプリは数多く存在するが、画面上部にメニューがあるものが多い。
Draftsはキーボードのすぐ上に操作用のアイコンが並んでいるので、サッと書いてサッと送る一連の流れが実にスムーズなのだ。
メモを書いた時点で、下書きとして保存される。DraftPadでおなじみの機能だが、いちいち保存しなくて良いのは普段使う上でかなり楽だ。
アクションメニューもかなり豊富で、EvernoteやDropboxなどのWebサービスをはじめ、DueやDayOneへのテキスト受け渡しやTwitter、Facebookへポストするなんて事も可能だ。
2. カスタマイズ性に優れている
Draftsには豊富なアクションメニューが多数用意されており、それらをすぐに使用する事が出来るが、より便利に使うなら是非カスタマイズして使う事を勧めたい。アクションメニューの設定はSettingから行う。
上から「Manage Actions(アクション管理)」、「Email Action(Eメールでのアクション作成)」、「URL Action(URLスキームを使ったアクション作成)」、「Dropbox Action(Dropboxでのアクション作成)」となっている。
他にはSimperiumというクラウドサービスを使用してiPadと同期する事も出来る。
個人的に一番の魅力はアクション毎に細かく設定出来る事だ。
例えば「ツイート後はメモを自動消去」したり「DayOneに送信の際は確認画面を表示する」、「Evernoteへ送信後、下書きを残す」など自由自在だ。
ここまで出来るメモアプリはそうそう無いだろう。使い手の事を良く考えた機能が素晴らしすぎる。
なおTwitterやFacebookへのポストは確認画面を表示する設定がオススメだ。DayOneに送るつもりが間違ってツイートしたなんて事になると、場合によってはかなり恥ずかしい思いをするかもしれない。
Draftsで用意されてる「Evernoteへ送る」アクションではデフォルトノートブックにしか送信出来ないので、ノートブックを指定したい場合は「Email Action」を使用すると良い。
上記のスクショのように設定しておけば、Evernote専用の投稿アプリのようにバックグラウンドで送信する事も可能だ。
参考記事:Evernoteにメールでノートを追加する際に設定しておくと便利!ユーザ辞書によく使うノートブック・タグを追加する | OZPAの表4
Draftsで用意されていないアクションはURLスキームを使用すると良い。
URLスキームのパラメータ次第で、一行目はタイトル、二行目は本文といった細かいアクションを作成する事も可能だ。
参考記事:テキストエディタアプリのURLスキームとパラメータまとめ | hal’s Playground
3. 見た目のシンプルさ
これだけパワフルなテキストエディタアプリなのだが、アイコンもUIも実にスッキリしている。アクションメニューにある「Appearance」からフォントや配色を変更する事が出来る。
毎日使うアプリだけに見た目のシンプルさは重要だ。
4. リマインダーへサクサク送信出来る
凄く個人的な事なのだか、最近「Things」というタスク管理アプリを使い始めた。「やらなければいけない事」の他に「いつかやりたい事」、「欲しいもの」、「行きたい場所」など気になった事をどんどんThingsへ突っ込んでいる。
参考記事:それでも僕たちが絶対にタスク管理をすべき理由 | No Second Life
↑タスク管理についての考え方などは@ttachiさんの記事を参考にしてもらいたい。
Thingsはなかなか使いやすいものの連続してのタスク入力にはあまり向いているとは思えない。
iOS標準のリマインダーへ登録したタスクがそのままThingsの受信箱へ追加される機能があるので、これを利用する事にした。
Draftsを使用すれば、気になってる事はどんどんリマインダー経由でThingsへ送る事が出来る。もちろんバックグラウンド送信なので非常に快適だ。
※ アップデートで「一行目をタスク名、二行目をメモ」という指定も可能になった!
まとめ
Draftsを使い始めてから、テキストに関する作業はこのアプリでほぼ一元化された。予定を登録する時、アイデアが浮かんだ時、むしゃくしゃして鍵付きの日記(DayOne)に吐き出したくなった時、くだらない事をつぶやきたくなった時など指が自然にDraftsをタップするようになったのだ。
…というのは言い過ぎかもしれないが、間違いなくテキスト入力の起点となるアプリになった。オススメです。